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Clickを開発する場合は、Eclipse+ClickIDEがお勧めなのですが、NetBeans IDEでも快適に開発可能です。

NetBeans用にはまだプラグインなどの補助ツールは用意されていないため(作成の予定はあるようです)、通常のWEBアプリケーションとしてClickのアプリケーションを開発していく事になります。

ただNetBeansのWEBアプリケーション作成機能は非常に優れていますし、導入もアドオンやTomcatの別途導入が必要ない分、非常に簡単です。

ここではNetBeans 5.5 (日本語版)でClickフレームワークを使用したアプリケーションを開発する方法を、簡単に紹介します。

ダウンロードするファイル

NetBeansの場合、本体にTomcat等も含まれるので、本体とClickフレームワークだけで全てがそろいます。


ダウンロード先ファイル
NetBeans 5.5 (日本語版)ja: Netbeans 日本語サイト

netbeans-5_5-windows-ja.exe
ClickフレームワークSourceForge
click-1.1.zip

開発方法

最初にNetBeans IDEをインストールし、次に適当なディレクトリ(例 E:\localなど)にclick*.zipを展開しておきます。

次にワークスペースとなるディレクトリを決め(例 E:\local\netbeans_workspace\など)、そこにclick*.zipを展開して出来たフォルダ内にあるquickstartフォルダを、ワークスペースにコピーし、自分が作成したいプロジェクトの名前にリネームします。click*.zipに含まれるquickstartフォルダはclickフレームワークのアプリケーションの雛形になっています。この例ではhelloという名前にリネームします。

ワークスペースフォルダを用意したらNetBeansを起動します。起動したら、メニューからファイル⇒新規プロジェクトを選択し、表示されたダイアログでは、カテゴリ「Web」の「既存のソースを使用する Web アプリケーション」プロジェクトを選択します。
ウィザード(1)

場所に先ほど用意したhelloフォルダを指定します。その他はデフォルトのままで問題ないケースが多いでしょう。アプリケーションサーバにはバンドルされているTomcat 5.5.17を使用します。その他、好みに設定したら「次へ」をクリックします。
ウィザード(2)

NetBeansは基本的にタスクが全てAntベースで作成されるので、Ant構築スクリプトが必要です。clickのquickstartフォルダにはAntビルド用のbuild.xmlが含まれていて、名前がバッティングするので、以下のようなダイアログが表示され、別の名前を使用する必要があります。ここではデフォルトで指定されているnbbuild.xmlのままで「了解」を押します。
ウィザード(3)

最後のステップでWebページフォルダ(webapp以下)とソースパッケージフォルダ(src以下)が正しく設定されている事を確認して、「完了」を押します。
ウィザード(4)

プロジェクトが作成されるので、clickのライブラリを登録します。プロジェクトのライブラリフォルダを右クリック⇒「Jar/フォルダを追加」で別の場所に展開していいるclick*.zipのdistフォルダ含まれるclick-1.1.jarとclick-extras-1.1.jarを追加します。
プロジェクト

次にclick.xmlをダブルクリックで開き最低限の設定として、以下のように<click-app>に文字コードの設定を入れます。

<click-app charset="Shift_JIS">

これだけの設定で、すでに実行できるようになっています。

実行と開発の継続

実行するには、メニューの「実行」⇒「主プロジェクトを実行」(もしくはデバッグ)をクリックするか、ショートカットのF6キーを押します。すると、Tomcatが起動し、アプリケーションがデプロイされ、ブラウザが起動され、アプリケーションのトップURLを開きます。

動作画面

これで動作する事が確認できましたので、あとは自分のアプリケーションを開発していくだけです。click.xmlファイルを修正し、不要なパッケージ、クラスを削除して開発を開始してください。

Eclipse+WTPの時と同じように、NetBeans環境でも一度立ち上げたTomcatを再起動する必要はほとんどありません。

HTMLファイルを修正した場合はTomcatを立ち上げっぱなしでも即時に反映されます。Javaのコードを修正した場合は再度F6を押すと(Tomcatを起動した状態でF6を押します)、変化したところだけ増分配備(差分をデプロイ)され、Tomcatの再起動無しに新しい内容が反映されます。

デバッグ実行中でもF5(デバッグ)やF6(実行)を押すことで、増分配備が行われます。

何かを修正して、動作を確認したければF6を押すだけという、この差分配備機能のおかげで非常に楽に開発する事ができます。

補足事項


NetBeansでの文字コード設定

上記の例では、Clickの設定でエンコードをSHIFT_JISにしています。NetBeansでのHTMLファイルなどのデフォルトエンコードは、OSの設定に依存しますので、Windows環境ではShift JISになり、これでShift JISで統一できています。

最初はEclipse+ClickIDEの時のように、HTMLのエンコードやClickの設定をUTF-8に統一するという方法で設定するつもりだったのですが、少し調べたところNetBeansでは


  1. HTMLファイルでOSの設定以外の文字コードを指定するには明示的にファイル内に <meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=UTF-8">を書かないといけない
  2. OSの設定以外の文字コードでコンパイルするにはIDE側のグローバルな設定を変更する必要がある。これは他のプロジェクトにも影響する

という2つの理由により、ちょっとUTF-8で統一するのは面倒なので、Shift JISにしています。
NetBeansでの文字コード設定については以下の記事が詳しいです。